借金相談 債務整理と過払金(過払い金)の取扱説明書 → ・債務整理の意義 →  消費者金融からの借入れは,何が問題なのか?



消費者金融からの借入れは,何が問題なのか?

2009年08月13日

Q.消費者金融からの借入れは,何が問題なのか?


A.利息の利率が利息制限法に違反していること,取立てが悪質であったことなどが問題。 現在は解決の方向へ向かっているが,だからと言って問題がなくなったわけではない。



高利の問題・・・


借金問題の中心的な原因の1つに,消費者金融からの借金が挙げられます。 今でも,相談に来られる方の大半は,消費者金融からの借入れが原因で借金を増やしてしまったという方です。


逆に言うと,銀行借入れだけが原因で相談に来る人は少ないということです。 ただし,住宅ローンは除きますが・・・


これはなぜかと言えば,利息です。 消費者金融の場合,利息の利率が高いのです。 そのため,利息しか払うことができず,払っても払っても元本がまったく減らないことになります。


そして,元本が返せない以上,利息は次々と発生し続けていきます。 その結果,いつまでたっても返済が終わらないのです。


こうして,利息の支払いは常に生活を圧迫し続けていきます。 そして,また借入れをすることになります。そして,その返済も利息のみ・・・


結局,利息の返済ばかりがかさみ,元本は据え置き状態。 そして,返済が困難になっていくという悪循環です。



利息制限法違反・・・


ところで,実は,利息の利率には法律上の制限があるのです。 その法律とは,「利息制限法」です。 利息制限法によれば・・・


  元本が10万0000円未満の場合
    → 利率は年2割(年利20パーセント)まで

  元本が10万0000円以上100万0000円未満の場合
    → 利率は年1割8分(年利18パーセント)まで

  元本が100万0000円以上の場合
    → 利率は年1割(年利10パーセント)まで


消費者金融は,この利息制限法の制限を超える利率で貸し付けをしていました。 最もひどいときは,年利100パーセントとかいう時代もあったくらいです。


近年でも,年利27パーセント以上はざらにあります。 これほどの利率だと,返済は容易ではありません。 消費者金融問題の根底には,この利息制限法違反があったのです。



恐喝的な取立て・・・


もう1つの問題は,取立てです。 かつて,消費者金融は,相当に厳しい取立てが行っていました。


電話してくるくらいならまだかわいいもので,家に押し掛けたり,職場に押し掛けたりというような脅迫的な行為も数多くありました。


こんなことをされては精神的に参ってしまいます。 取立てをおそれるあまり,他から借りてきて,返済をするということになります。 そして,自転車操業状態に陥るという悪循環となっていくのです。


これが消費者金融からの借入れのもう1つの主たる問題点でしょう。


もっとも,諸先輩の弁護士等の活躍により,だいぶおとなしくなっています。 加えて,近年,各種の法律改正がありました。 この改正により,消費者金融等の貸金業者に対する規律も厳格化されました。 そのため,過去に比べれば大分問題は沈静化しつつあります。


しかし,未だに実家や勤務先に平気な顔をして連絡してくる業者もいます。 すべてが改善されているわけではないのです。 消費者金融の問題は,終わったわけではありません。 今後も注意深く監視していく必要があるのです。



ちなみに・・・


ここでいう「サラ金」とは,貸金業登録を受けた業者を指します。 この登録すらない業者を「ヤミ金」といいます。 ヤミ金の悪質さは,サラ金の比では在りません。 存在自体が違法なのです。


ヤミ金については,折を見てお話します。




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